2006/02/05  筑波山登山  その1

筑波山について
 筑波山は関東東部にある標高877mの山である。 日本百名山の一つで万葉集に詠まれるほどの美しい姿の山として有名である。 (百名山の中ではもっとも低い山)。 山は観光用によく整備されており、ケーブルカーやロープウェイで登頂できるため老若男女問わず人気がある。 2005年にはつくばエクスプレスの開業により東京都心からのアクセスが良くなり休日は多くの観光客でにぎわう。 また関東平野の中では珍しく独立峰であるため気象や無線の基地として重要な役割を果たしている。


筑波山登山ルート(カシミール3Dで作成)


登山ルート標高グラフ(カシミール3Dで作成)


出発
 今回は、母親が入っている地元登山クラブの遠足に同行する。 朝6時、自宅の温度計でマイナス3度・・、天気は良いがかなり寒いぞ。 予定していた電車にいきなり乗り遅れるもどうにか待ち合わせの秋葉原駅に到着。 ここからは昨年開業したつくばエクスプレスに初めて乗車する。 終点のつくば駅がどこに接続しているでもないため今後もあまり利用する機会はなさそうである。 7時24分、区快つくば行きに乗車。 電車はしばらく地下を走っていたが北千住で外に出た。高架線を走るため富士山がきれいに見える。 流山、守屋を通り8時16分つくば駅到着。 これだけ土地があるのにつくば駅が地下にある理由が良くわからない。 開業して間もないため駅前には真新しいデパートやビルが建ちならぶ。 ここから8時30分発のバスに乗り換え筑波山神社に向かう。 筑波山は平野の中の単独峰であるため山に近づくまではずっと平坦な道が続く。 バスは筑波山口を過ぎると徐々に山道に入っていき、出発から約40分で筑波山神社に到着した。


つくばエクスプレス秋葉原駅。

徐々に筑波山が近づいてきた。

つくば駅よりシャトルバスに乗り筑波山神社へ。

大鳥居が出迎える筑波山神社。


登山開始  
 筑波神社の境内を通り過ぎるとケーブルカーの宮脇駅があり、その手前が登山道入り口になっている。 軽い打ち合わせの後、9時25分登山開始となる。 道は急すぎもせず緩すぎもせず、ケーブルカーの線路に沿って頂上へと続いている。 登山道は砂利道になったり丸太を組んだの階段であったりよく整備されていた。 クラブのメンバーの一番後ろから写真を撮りながらついていく。 いつも一人の時は恐ろしく早いペースで登ってしまうため今日はのんびりと感じた。 時折、木々の間からケーブルカーが見える。 しばらくするとケーブルカーのすれ違い施設が見えてきた。 レールが2又に分岐しておりここが麓と山頂のちょうど中間点である。 こんな短い距離で止まらずにすれ違いができるとはさすがに日本の鉄道、ダイヤが正確である。 と言いたいところだがよく考えると車両は一本のロープでつながれているからあたりまえのことである。 感動するのはやめて再び登山道を歩き出す。


筑波山神社の本堂へ向かう参道。

左は宮脇駅、右は登山道入り口。

いよいよ登山開始。

時折ケーブルカーとすれ違う。

登山道はよく整備されている。