2006/02/18  喜界島・奄美大島旅行  その2

海沿いを走る
 空港からしばらく行くと小野津漁港という場所があり、最近整備されたのであろう砂浜があった。 白い砂、青い海、あ〜泳ぎたいな。 再び車を走らせると海沿いに続く岩場が現れた。 車を降りて海まで近づく。 遠くでおばさんが海草を取っている。 天気予報では曇りのち雨でだんだん雲行きが怪しくなってきた。 岩にあたって砕ける波が荒々しく見える。 磯場にはさまざまな漂着物がある。 漁具の浮きやら網やら。 それ以上に目に付くのがペットボトルである。 しかも、ハングル、簡体、繁体中国語が多い。 さすがに南シナ海である。 海沿いの1本道を先へ進む。


きれいに整備された砂浜。

岩にあたる波が荒々しい。

漂着したペットボトル。

海沿いの一本道を先へ行く。


立ち寄る
 トンビ崎灯台、ムチャ加那公園、雁股の泉を経由して百之台公園展望台へ向かう。 パンフレットに写真が出ていた場所は大方立ち寄った。 サトウキビ畑の真ん中を遥か遠くまで続く一本道が気持ちよい。 車はゆるい坂道を上りやがて高台に出た。 既に島の3分の2を周ったことになる。 百之台展望台は喜界島の最も高い場所で標高は203mである。 足元は絶壁になっておりその下に集落がいくつか見える。 その先はどこまでも続く海である。 東向きであるから朝日が昇ってくるところは感動的だろうな。 この日はあいにくの天気であったが晴れていたら気持ちよさそうである。


トンビ崎灯台。

ムチャ加那公園の碑。

公園にはハイビスカスが咲く。

雁股の泉。

1本道が続く。

展望台からの眺め。

切り立った地形になっている。


石垣の集落
 百之台展望台から車で一気に海沿いまで下る。 阿伝という集落がありここは石垣で有名である。 車道から路地に入ると珊瑚でできた石垣が迷路のように続いている。 少し時間を掛けて路地を散策した。 家から出てきたおばさんに挨拶をする。 草むらで昼寝している猫に声をかけたらこちらに寄ってきた。 しばし猫の相手をする。 のんびりした風景である。 ようやく夕方になってきたため空港近くの宿へ向う。
 途中、広大な土地にポツリと立つ煙突を見つけた。 大和製糖喜界島工場と書かれたコンクリート製の煙突である。 サトウキビ製糖工場の跡地で撤去費用のかかる煙突だけ残っているようだ。 空を覆う低い雲へ向かい伸びる煙突が不気味である。 煙突の中に入り上を見上げると遠くに丸く空が見える。 声や物音がぼわ〜んと響き渡る不思議な空間。 いつ崩れるともわからないのですぐに煙突の外に出た。 スーパーに寄ったら宿に直行して本日の観光を終了する。


感じのよい石垣が続く。

細い路地で道に迷うのも楽しい。

コンニチハ。

不気味な煙突がそびえ立つ。

遠くに丸い空が見える。