2006/02/19  喜界島・奄美大島旅行  その3

奄美大島へ
 さすがにこれ以上喜界島で見るものは無い。 そうなれば話は早い、夕方の飛行機を変更して朝一番で奄美へ行こう。 空港へ行きチケットの変更をした後にレンタカーを返しに行った。 車の傷チェックなど特別な儀式は無い。 空港まで車で送ってくれるのだと思ったら 「車で空港まで行って駐車場にとめておいてください」 「カギはどうしましょうか?」「あぁ挿したままで置いといてくれればいいですよ」 なんだこのアバウトさは・・。まぁこんな狭い土地で車が盗まれようも無いが。
 昨日と同じく20分程度で奄美大島に到着。 さすがにこちらは大きい。 早速レンタカー屋で車を借り大島を走り出す。 大島へ来たところで特に見るところは無いけど喜界島よりはましかな。 空港近くの奄美パークへ立ち寄る。 最近できた奄美大島の観光紹介をする立派な施設であるがここに用は無い。 重要なのは隣にある奄美空港跡地である。 ジェット対応するにあたり空港は1988年に廃止になり今の新空港に移転した。 管制塔が展望台として無料で開放されている。 さすがに管制塔だけあって眺めはよい。 せっかくなので滑走路へも行ってみた。 再開発のため工事が始まっており滑走路が寸断されている。 あまり面白くも無いな・・とりあえず昼飯を食べに行こう。


本当にこのままでいいのかな・・。

旧塗装のJAC機。

管制塔が展望台として残っている。

廃止された滑走路。


鶏飯がうまい
 奄美の郷土料理である鶏飯、ひさ倉という店にいく。 少し時間が早かったのか店に客は誰もいなかった。 席に着くと程なく鶏飯が運ばれてきた。 調理は不要なためすぐに出てくる。 皿に金糸卵、鶏のささ身、海苔、ネギ、その他薬味が乗っている。 後はどんぶりと飯が入った櫃が置かれる。 最後に鉄鍋に地鶏スープがなみなみ注がれてきた。 鶏スープの茶漬けともいえる。 あっさりして実にうまい。 スープだけでもかなりいける。 自慢の地鶏生卵が出てきたがこれは鶏飯にかけずにそのまま飲むか白飯にかけて食べるものらしい。 味が濃くて新鮮である。 セットで出てきた鶏刺もうまい。 昨年出張で大分へ行った時に食べた鶏刺の味が忘れられず、あれから病み付きになっている。 さすがに全部平らげたら腹いっぱいになった。 予定が決まっていないためとりあえず名瀬を目指すことにした。


あっさりしてて食が進む。

鶏刺しも美味である。


金作原原生林
 40分くらい走ると名瀬に到着。 天気図を描くとき気象情報でまず始めに呼ばれる地名である。 確かにこのあたりでは大きな町であるが特に見るものは無い。 地図を見回した結果、金作原(きんさくばる)原生林へ行くことにした。 果たして原生林とはどういうところなのか? 海沿いの道をはずれ次第に山の奥へ入っていくと県道の分岐地点から突如未舗装の砂利道になった。 いつの間にか原生林に入ったらしい。 駐車場があり、場合によっては入場料を取られ自然散歩コースのようなものがあることを想像していたため意外だった。 雨交じりの天気の中、砂利道はどこまでも続く。霧が濃くなってきた。 南国を思わせる植物がうっそうと生えている。 いかにも原生林っぽい。途中で見かけた看板にハブの生息地であることが書いてあった。車から降りないほうがよさそうだ。 どのくらい走っただろうか、全く車とすれ違わないし詳細地図を持っていないため深い森の中を延々と続く道がどこに続いているかわからない。 今どこを走っているのだろうかと心配になってきた。 道も悪いし軽自動車だから何かあると問題だと思い、安全を見て引き返すことを決意したそのとき後ろから1台の車が追い抜いていった。 「わ」ナンバーのごく普通の乗用車、中年夫婦が乗っていた。 突然現れた車にしばし呆然としていたが、引き返すこと無いことがわかった。 しばらく走るとすぐに林道の終点について舗装道路に戻った。 引き返さないで良かった・・。


霧の森林に砂利道が続く。

南国の植物がうっそうと生えている。

車のダッシュボードに・・字が読めないことにする。

ようやく終点にたどり着いた。