2006/02/19  喜界島・奄美大島旅行  その4

マングローブ原生林
 原生林を後にしてマングローブの原生林へ向かった。 高台を走る道路から入り江に生えるマングローブが見えてきた。 道路沿いには1箇所だけ原生林への入り口がある。 満潮時には海水に浸かる干潟でありマングローブは密に生えている。 湿った砂の上を歩くが思ったより固くしまっているためスニーカーでも問題なく歩ける。 とりあえず林を抜けてみようと思いどんどん奥へ進む。 全く見通しが利かないがしばらくすると林を抜けた。 遥か向こうまで干上がった砂地が続く。 遠くには船が見えるためここが海の中であることを知る。 雨が強くなってきたので数枚写真を撮ったら車に戻ることにした。 しかし帰りが大変である。 マングローブが密生しているため迷路のようになっている。 1箇所のみの道路へ通じる階段があり、そこを目指して進むのだが方向感覚を完全に失ってしまった。 道路まで戻れない・・。 どうにかこうにか歩き回っているうちにようやく道路に戻る。 ちょっとした冒険気分である。


入り江にマングローブ原生林がある。

マングローブの原生林を歩く。

ここは満潮になると海水に沈む。

道路に向かう道は・・完全に方向を失う。


また迷う
 夕方が近づいてきたためドライブがてら空港に向かう、 まっすぐ走ると時間が余るため怪しい道路を走ることにした。 地図上2点間を最短で結ぶ細い林道に入る。 奄美大島では地図で細く書かれている道は全て未舗装道である。 林道に入って20分ほど進むとだんだん道が悪くなってきた。 さらにしばらく進むと地図には書かれていない分岐が現れた。 本線はどっちだ?勘で左へ進む。5分ほど走ったが道の悪さは更に度を増してきた。 轍が深くなり車の底をすり始める。 砂利がごつごつした岩に変わり始めた。 先ほどの原生林とは比べ物にならない。 さすがにこれ以上進むのは危険であるため細い道で何度も切り返し方向転換して引き返した。 やはり右に進むべきだった。 道の悪さがややましであるためこちらが本線だとわかる。 もうこんな道誰も使っていないんだろうな・・。 10分後、また分岐が現れる。 左は明らかに廃道、右は・・あ、鎖がかかり通行止めになっている。 なんだよ、通行止めなら早く言ってくれよ! 仕方なく元来た道を同じ時間掛けてもどった。 もう怪しい道には懲りた。 いつの間にか空港へ向かう時間になっている。


左へ進むもこの先は道が悪く進めなかった。

通行止めなら先に言って欲しかった。


帰る時間
 普通の道路を空港方面に向かう。 普通とはいえこの道も突然砂利道になった。 海辺を走っているかと思ったら恐ろしく急な坂道を一気に上がる。 見晴らしのよい場所でしばし景色を眺める。 車の外に出ると車体がひどく汚れていることに気づいた。 さすがにこのまま車を返すとまずいな。 通りがかりに車の整備工場があり日曜のため誰もいない。 こっそりと水道を使わせてもらった(すみません・・)。 朝、立ち寄った奄美パークで軽く夕食を済ませ空港へ向かう。 夜8時発の羽田行きを待つ。 こんな時間にまだ奄美大島にいるのに数時間後には1000km以上遠く離れた自宅に着いているとは信じがたい。 かなり密度の濃い2日間だった。


高台から景色を眺める。

林道を走ったため車が泥だらけに。

夕食に食べた海鮮パスタ。

帰路に着く。