2006/01/08  武甲山登山  その4

ここからが勝負 山頂(13:00)〜長者屋敷の頭
 横瀬から登り浦山口に抜けるコースを取った。 下りは楽勝・・ではない。前に下りで膝を痛めてから極度に恐れている。 一応左ひざにはサポーターを巻いているが・・。 山の北側斜面を通るため一部雪が凍結している場所もあったが今年は雪が少ないため 持って行った軽アイゼンの出番は無かった。 遠くの山並みが徐々に高くなっていく。 武甲山は石灰石の切り出しを行っているため登山道には発破時の退避小屋がいくつかみられる。 登って来た道よりもきつい下り道が延々と続く。 うむ、サポーターを巻いていない右足が怪しくなってきたぞ・・。 程なく長者屋敷の頭に到着。


ところどころに発破非難小屋がある。

ここだけ雪が残っていた。

長者屋敷の頭に到着。


やはり・・ 長者屋敷の頭(13:40)〜丸太の橋
 なぜこういう名前がついたのか知らないが長者屋敷の頭という場所があり、 ここからコースが二手に分かれている。近くに水場があるらしいが膝が心配なため急ぎ足で浦山口方面の直降りコースを進む。 しばらくはなだらかな尾根を下るため快調だったが地図を見るとその先から等高線の密集した場所を登山道がジグザグに下っているのがわかる。 尾根から谷底までの急斜面を一気に下るため短距離で高度は稼げるがその分膝の負担も大きくなる。 尾根の終点の立て看板を境にジグザグの下りに突入した。 あぁやっぱり・・右膝がかなりキテる。 1昨年前の秋に奥多摩の大岳山へ登ったときに下山途中でコースから外れ、誤って作業道らしき恐ろしく急な斜面に入ってしまった。 夕方で日が傾いていた焦りもあり急ぎ足で急斜面を下ったため左膝を痛めてしまった。 その後、膝は完治したと思われたが半年後にペルーのマチュピチュへ行ったときに再び左膝が悪化し、 さらに左膝をかばったばかりに右ひざまで悪化させてしまった。 あれ以来、山登りは控えてきたのだがやはり一度痛めた膝は簡単に治るものではない。 かなり痛い・・。しかしサポーターをしていた左膝は問題なかった。 両方サポーターつけておけばよかったと後悔。 高い山でなくてよかった、永遠にも感じる(大げさ?)20分で谷の林道にたどり着いた。 丸太の橋まで歩いて5分ほど。


緩やかな尾根をゆく。

ここからジグザグの急斜面。

写真ではわかりづらいがかなり急。

どうにか急斜面を下りきった。


駅に向かう 丸太の橋(1415)〜浦山口駅
 丸太の橋と呼ばれる割には木造の立派な橋が架かっていた。 橋の下を見ると川に流され朽ちた丸太の橋のようなものがみえる。 丸太の橋ってひょっとしてあれのことなのかな? 谷を縫う林道のため昼2時過ぎでも薄暗い 駅まで3.5kmほど歩く。 紅葉シーズンだと見ごたえありそうな場所であるがこの季節、寒いだけで特に面白いものはない。 早足で20分ほど歩くと民家が見えてきた。後もう少しで駅に着く。 この近くに橋立鍾乳洞があるのだが冬場は閉洞している。 駅の直前で、山頂を10分ほど先に出た2人組のおばさんに追いつく。 自分の若さであっさり抜かせるかと思ったが膝をかばっていたため相当コースタイムが落ちたらしい。 林道でペースを上げてようやく追いつくとは・・、体の衰えを感じる今日この頃である。 14:50浦山口駅に到着。


ここが丸太の橋。

丸太の橋はひょっとしてあれか?

日陰の林道が続く。

ようやく浦山口駅に到着。

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