2006/02/18  喜界島・奄美大島旅行  その1

喜界島について
 鹿児島から南に約380km、奄美大島の名瀬から東約70kmの海上にある周囲50kmの島である。 集落は海岸線に沿って展開し各集落の背部は農耕地となり、東南から南北に走る百之台丘陵に連なっている。 平坦な島であり、河川という河川はなく、島の大半は隆起サンゴ礁である。
(参考:喜界町役場HP)

奄美大島について
 九州南方海上にある奄美諸島の主要島。 地元では単に大島と呼ばれる。 本州など4島を除く面積5位の島である。 位置的に沖縄に近いが鹿児島県に属する。 琉球文化の影響を大きく受けているが奄美の島唄などに見られる独自の文化がある。



2005年年末
 12月18日、週末ごとに旅行している友人から島に行かない?と連絡があった。 選択肢は与論島、喜界島、徳之島の3つ。 マニアックさから言うと喜界島だろうな、焼酎でも有名だし。 安いチケットは2ヶ月前の発売日に買わなくてはならない。 来週の予定も立ってないのに2ヶ月後の計画を年末に立てるとは。 さすがに喜界島の次の週の徳之島旅行は断った。

島へ向かう
 8時半、JA1953便、羽田発奄美大島行きが出発した。 飛行機は乗るまでは面倒だが乗ったら速い。 次々に県を飛び越し一路奄美大島を目指す。 1時間半弱で着陸態勢に入った。 海が青い!2月なのに暖かい。 ここからすぐ隣の喜界島まで飛行機を乗り継ぐ。 乗り換えにしばらく時間があるため昼食を食べる。 沖縄そば風のラーメンで角煮がうまい。 海外へは20カ国以上行っているが実は国内で宮崎県以南へ来たのは初めてである。 食堂の窓から滑走路越しに喜界島が見えている。
 時間になったら鹿児島から飛んできたJC3833便喜界島行きに乗り込む。 小型のプロペラ機である。 機体が小さいため滑走を始めたらあっという間に空に上がった。 徐々に高度を上げていき離陸から2分後に一瞬シートベルトサインが点滅したらすかさずアナウンスが入る。 当機はまもなく着陸体制に入ります・・。 いやぁいくらなんでも早すぎるな。 10分もしないうちに飛行機は喜界空港に到着した。 えらく小さい空港で北海道の田舎の特急停車駅のようなたたずまいである。 タラップを降りてそのまま建物に向かい空港を出る。 ちょうど昼の1時を回ったところだった。


まずは奄美空港に到着。

海の向こうに喜界島が見える。

沖縄そば風ラーメンうまい。

小さな喜界空港に到着。


喜界島観光開始  
 女子プロゴルファーの宮里藍に似たお姉さんがレンタカー屋から迎えに来てくれていた。 この地方にはこういう顔の女性が多い。 レンタカーを明日まで借りて4000円、安いものである。 さて、どこへ行こうか? レンタカー屋でもらった喜界島の観光パンフレットを見たがはっきり言って何もない。 乗ってきた飛行機が折り返すのを見るためひとまず空港の裏へ行ってみた。 青い海とは対照的に荒涼とした景色が広がっている。 道路のアスファルトがはがれ、岩だらけになっている。 どうも去年の台風でこうなったらしい。 自然の脅威である。 結局、飛行機の飛ぶ時間は違ったらしく何も見ないまま空港を後にする。
 車を走らせながら本日の計画を考える。島は周囲約50km、これといって観光の名所は無く普通に走ったら1時間もかからない。 おそらく夏は海のシーズンで人が賑わうのだろうが(それも怪しいか?)2月は完全にシーズンオフであるため観光客らしき人の姿が見当たらない。 海沿いに続く道路を走り島を1週することにした。


これでも空港の建物。

台風で無残な姿になった道路。