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撮影日記


- 気が向いたら書き込みます -


青春18きっぷ 2006年01月03日(火)

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高校生のとき青春18きっぷを良く使った。
1日で何km乗れるのか、
どの順序で乗ると列車接続が効率よくたくさん乗ることができるか。
長期休み前は学校の授業中ずっと時刻表をにらみ
あらゆるルートと可能性を探った。
朝から晩までではなく、
晩から晩まで24時間×5日間という限られた時間列車に乗り続けた。
5日間で4000kmを超えることもざらにあったし、
1日の乗り換え時間合計2時間以下ということもあった。
食事の時間も取らず、夜行列車5連泊、初めて行った北海道、
函館で駅から出ずにそのまま折り返してきたこともあった。
趣味でやっているのだろうが18きっぷには辛い思い出しかなかった。
(以上、プロジェクトX風に・・)

あれから何年経っただろうか?
本当に久しぶりに18きっぷを使った。
友人の18きっぷデビューという晴れ舞台にお供させてもらった。
東京−蘇我−五井−上総中野−大原−千葉−東京−品川
と房総半島を縦断する経路。
JR区間は合計155.5kmで通しの実乗車距離の通常運賃は2520円。
18きっぷが2300円だったから辛うじて220円分の元が取れたことになる。
1日1万円の元を取っていたあの時なら多分
「この無駄遣いはありえん!」となっていただろう。

しかし今日の旅行はあの時と違った。
別料金だが小湊鉄道やいすみ鉄道に乗りローカル気分を満喫できたし、
養老渓谷では青空のもと散策、温泉、牡丹鍋を堪能した。
夷隅では都会暮らしを離れ農村に移り住んだ
夫婦の自宅へ手厚い歓迎をしてもらった。
旅の楽しさと感動を友人と共有できたのだ。
なんと素晴らしい贅沢な旅行だったのだろうか。
そう、18きっぷの最初の降車駅は大垣でなくてもいいのである。
もはや「ケチきっぷ」の汚名は払拭された。

機会があったらまた使ってみたいと思った。
もちろん長距離は早くて快適な夜行バスを使うけど・・(笑)

>写真
ローカル線途中下車。
青空の養老渓谷を散歩した。
都心から高々1時間ちょっとで昭和にタイムスリップしたような
別世界に迷い込むことができる。
何度来てもまだこんな風景が残っていたんだと感動してしまう。
日本の里山の風景の写真を撮りたくなった。

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