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撮影日記


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ベトナム写真展 2006年01月29日(日)

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写真美術館でベトナム写真展を観てきた。
ベトナム戦争を南ベトナム・米軍側の視点で捉えた写真は
今まで数多く見たが北ベトナム側から捉えた写真は切り口が新鮮であった。
とかく悪者にされがちの北ベトナムゲリラ、
彼らも必死に祖国を守ろうとしてきたのである。
昨年の12月にハノイへ行ってきたのだが、
道路わきの田んぼにはいたるところに爆撃でできた
大きなクレーターが残っている。
水がたまり水牛がのんびりと水浴びしていたが
30年前にここでも多くの人が亡くなったのだろう。
一之瀬泰造が崇拝した沢田教一や石川文洋の写真も
数多く展示されていた。
形は変われど今も昔も戦争は悲惨である。
ついこの前のイラク戦争が頭の中をオーバーラップした。

ホーチミン主席の在りし日の写真が入り口に展示されていたが、
実は先月ハノイで彼に会ってきた。
没後38年経つが独立の父として国民から崇められ
遺体はハノイのホーチミン廟にガラスケースに入れられ安置されている。
ひんやりとした部屋の中でホーチミン主席の遺体が
青白く浮かび上がっていた。
今、民主化へと突き進んでいるベトナムを
彼はどのように見ているのだろうか。

>写真
恵比寿にある写真美術館。
ベトナム写真展は地下の展示場で開催されており
今回地下へは初めて入った。
上の階では岡本太郎写真展や植田正治写真展が行われており
目玉イベントが目白押しである。
全展示の通しチケットも売られていたが結局
ベトナム写真展のみ入った。
ついこの前2005報道写真展に行った記憶があるが
もう半年経ってしまっていた。
時間があまりにも早く過ぎていく。
そういえばもう数日で1月も終わりだな。

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